アロエを科学的に分析

まずはアロエの歴史

アロエはユリ科の植物で原産地はアフリカです。今はそのアロエの健康パワーの効果で世界中で栽培されています。
種類は300以上とも言われていますが数千以上だという専門家もいるほどです。

民間薬としての歴史は古く、古代エジプトのミイラの腐食を防ぐためにアロエを使ったことをはじめ、さまざまな使用例が文献に残されています。

日本でポピュラーなアロエといえば、キダチアロエですが、ポルトガルの宣教師が持ち込んだとか、鎌倉時代に中国から渡来したとか様々な言い伝えがあります。

アメリカでは、アロエといえば、アロエベラです。キダチアロエに比べて葉が大きく、葉肉のゼリー部分の苦みが少ないのが特徴です。

10年ほど前から日本でもアロエベラが注目を集めていますが、現在のところ薬事法に登録されているのは、キダチアロエのみです。

アロエの成分

アロエの成分は大きくj3つに分けることができます。アロインなどを成分とする植物フェノール系成分。これはアントロン化合物、アントラキノン類、クロモン誘導体に分かれ、アロインは、アントロン化合物に含まれます。これらの成分に関しては、下剤、鎮静鎮痛剤、細菌繁殖阻止、酵素活性抑制などの作用が確認されています。

次に多糖体系成分。アロエマンナンやグルコン酸など数種の多糖類が含まれます。効果としては、美肌、消化吸収、けがや、やけどなど、キズの治癒、血糖降下、抗ガン、強壮、細胞活性化、壊死細胞の除去、殺菌などがあげられます。

3つめは、「その他の成分」といわれるものです。解毒、抗ガン作用を持つアロミチンを持つアロウエルシンなどが含まれます。
さらにアミノ酸、ビタミン類、ミネラル類、植物ホルモン、葉緑素、サポニンなどもその他の成分に属します。
ビタミン類では、A、B1、B2、B6、B12、C、E、パテント酸、葉酸と非常にたくさんの種類が含まれます。
アロエの効果や成分については、まだまだ研究段階です。その最中でこれだけの成分が発見されているのは驚きです。

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