アロインの降圧効果
モータリゼーションの発達による運動不足や高カロリー・高タンパクの食事など、現代社会には、成人病になる条件が揃いすぎています。
近頃では子供の糖尿病も深刻な問題となっています。
成人病の治療には、適度な運動や食事制限が欠かせませんが、アロエもすばらしい効果を発揮します。
高血圧は、血管が老化して弾力がなくなるための血管障害ですが、必要以上に心臓の働きが要求されることが原因です。動悸、息切れ、むくみ、頭痛、耳鳴り、めまいなどの症状がでてしまいます。
こんな症状を抑えるためにアロインが活躍するのです。アロインには、血管に弾力を与え軟らかくする効果があるので、血流をスムーズにします。
アロエには、肝臓細胞の再生を助ける働きがあり、コレステロールの排出を促し、血管壁や毛細血管の弾力性が増します。
これらが結果、血圧の上昇を抑制するのです。
アロエチンが肝臓を元気に
肝臓の働きを助ける成分が、アロエチンです。アロエチンが体内に取り込まれると、肝臓にかかる負担が軽減されます。
お酒を飲む人には嬉しい効果でもあります。
さらにアロエは、アセトアルデヒドの分解を早める効果ももっています。
アセトアルデヒドは、体内に吸収されたアルコールが肝臓の酵素によって分解されてできる毒性物質です。
この物質が早くに分解されてしまえば、肝臓への負担は軽減されます。
糖尿病にはアロエボラン
アロエには多糖系成分のひとつ、アルボランA・Bという成分が含まれます。この成分はインシュリンと同じように血糖値を低下させる作用を持つので、インシュリン注射を打つのと同様の効果があります。
さらに、アロエの皮の部分には、壊れた細胞を修復してインシュリンの分泌を正常にする働きもあります。
こうしたふたつの作用が糖尿病に効果をあげているのです。
抗ガン作用まで
いくつかの抗ガン作用も確認されさらに注目を集めています。多糖体のひとつであるアロミチン。マウスの実験で抗ガン作用が確認されました。
そして、アロクチンA・Bこれに消炎作用と同様に抗ガン作用が確認されています。
アロエのゼリー部分には新しい組織の形成を促し、傷ついた組織を治す力があることがわかっています。このように抗ガン作用を過信しすぎるのはよくありませんが、期待したくなるほどの効果がわかってきました。